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ロッククライミングはマインドフルネス。 コミュニティで築く信頼関係。

※この記事は2023年の国際女性デーに掲載したものです

3月8日は、女性をエンパワーし、ジェンダー平等な社会を目指す「国際女性デー」です。

ピーティックスでは、性別や年齢、国籍にかかわらず、社員一人ひとりが自分らしく活躍できる環境づくりに取り組み、女性の活躍を応援しています。


今年の国際女性デーのテーマは「EmbraceEquity」(公平を受け入れる)。

このテーマに沿って、5人のピーティックス女性メンバーにスポットライトを当てたインタビュー「Embracing Equity in Communities」を実施しました。

彼女たちに力を与えているコミュニティとそのコミュニティが女性を迎え入れるために行っている取り組みをご紹介します。



今回ご紹介するのは、ピーティックスでQuality Assurance Managerとして活躍する熱海綾乃 (Atsumi Ayano) さん。

アメリカ コロラド州で暮らす彼女が携わっているロッククライミングのコミュニティについて語ってもらいました。


ーー現在、どのようなコミュニティに所属していますか?


私は地元のロッククライミングのコミュニティと、ヨガやセラピー系のコミュニティに所属しています。また、修士課程に在籍しているので、学生や学部のコミュニティにも参加しています。


ーー上記のコミュニティの中で、今回はどのコミュニティを紹介してくれるのですか?


今回は、5年間関わっている地元のロッククライミングコミュニティについてお話したいと思います。ロッククライミングのアクティビティそのものだけでなく、このコミュニティに集う人々も、私にとって大切な存在です。


ーーあなたのコミュニティでは、女性の意見が尊重されたり、活動における公平性を保つために、どのような工夫がなされていますか?


ロッククライミングでは、一人ひとりに身体的、心理的、社会的その他の違いがあっても、みんなが同じフィールドに立ってクライミングを楽しむことができます。また、コミュニティに属していることを実感できるような少人数のグループを作ることで、まずはクライミングの楽しみを知り、そこからさらに多くの人と関わっていくこともできます。私もメンバーになっている地元のクライミングジムには、月に一度集まってクライミングをする女性グループがあるのですが、女性だけのグループであれ、BIPOC*のグループであれ、人々が集まれば、心地よさが生まれ、より大きなロッククライミングコミュニティに一歩踏み出すきっかけにもなります。

*BIPOC: “Black, Indigenous, and People of Color”(黒人、先住民、有色人種)の略で、その人たちの多様な文化を無いものとせず、リスペクトするための言葉。参照


ーーそのコミュニティは、あなたをどのようにエンパワーメントしてくれていますか (自信ややりがいを与えてくれていますか) ?


大きく分けて2つの要素があります。ひとつはロッククライミングそのもの、そしてもうひとつはそこに集う人々です。ロッククライミングは、私にとってとても大きな癒しで、マインドフルネスですらあります。岩を登っている時、その瞬間に身を置くことが必要だからです。

ふたつ目に、ロッククライミングは人がいなければ成り立たないことが挙げられます。危険が伴うものだから、常にロープを管理するパートナーが必要です。そのパートナーがいて、お互いに助け合うために、クライマーとビレイヤー(クライマーの安全確保をする人)の間に信頼関係を築かなければなりません。このコミュニティは、そういう信頼関係を育むことが可能であり必須でもあるのです。

ーーコミュニティにより良い形で女性を迎え入れるために、グループやコミュニティができることは何でしょうか?


大切なことは実はシンプルで、女性同士がつながり、互いを支えエンパワーし合うことではないでしょうか。また、誰もが公平性について学び、意識することが大切だと思います。私たちが潜在的に持っている偏見や思い込みが、私たちの世界の見方を左右していることに気づき意識的に取り組むこと。自分が持っている偏見や思い込みに気づくことで、世界の見方が変わり、ポジティブな視点で物事に取り組んでいくことができるようになるのではないかと思います。


ーー綾乃さん、ありがとうございました!



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