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親愛なるピーティックスのお客様へ、

毎年同じことを言っているようですが、2023年は特に厳しい年であり、我々のようなイベント・コミュニティプラットフォームにとっても同様だったようです。ポストコロナの世界への移行がどのようになるかを予測することが難しく、急速に変化する環境の中でチームを主導するのに苦労しました。次々と湧き上がる火を消し続けているような感覚で、物事を制御できないように感じました。起業家・CEOとして、物事を制御できないのは鬱憤が溜まるものです。

しかし新しい年がやってきました。いつまでもしかめっ面のままでいるわけにはいきません。振り返ってみると、12年間のビジネスをサポートしてきたプラットフォーム基盤を再構築するため、チームが尽力しました。新たな社員も入社し、新しいアイデアと視点を提供してくれています。2024年がPeatix 2.0の始まりなんだ、という希望が湧いています。以前よりもはるかに効果的な方法で人々とコミュニティをつなぐことができるようになるはずです。

僕は昨年、50歳の大台に乗りました。ニューヨークで育った僕は、子供の頃にソ連がミサイルを発射するのではないかと常に恐れていました。また、70年代と80年代のニューヨークの暗黒時代、マンハッタンの街路が汚物で散らかっていたことも覚えています。80年代半ばに日本に移住してからは、日本のバブル経済の崩壊もあり、2011年の地震もありました。多くの困難な時代がありました。しかし、ここ数年は特に物事に楽観的な見通しを持ち続けることが難しいと感じています。それは人々の分断が進んでいるからだと思います。そんな中で同僚たちと一緒にピーティックスという事業を作っているのがとても幸せです。ピーティックスは人々をつなぐビジネスです。人々を分断して利益を得ている多くの企業がありますが、我々はそうではありません。我々は社会にポジティブな変化を起こすチャンスがあると思っています。

2024年が皆様と私たちにとってより良い年であることを願っています。ピーティックスへの継続的なご愛顧、ありがとうございます。

原田卓